haricandradeva (hariscandradeva) (人名) 中世前期、前期マッラ王朝時代、ナーヤカデーヴィー(ルドラ・マッラの一人娘)の夫。カーシー王族。1330年にナーヤカデーヴィーと結婚したが1335年廷臣に毒殺された。(出典:ネパール全史、佐伯和彦著) パドゥマラデーヴィは我が子ルドラ・マッラの血脈を唯一人受け継ぐ孫娘ナーヤカデーヴィーの夫として、カーシー(ヴァーラーナシー)の名門マーナヴァ王家からハリチャンドラ・デーヴァ(またはハリシュチャンドラ)を迎えた。1332年にハリチャンドラは強力な高官カスタらの支援を得て、反対勢力であるバクタプルの実力者タイタを追放して王宮入城を果たしたが、同年末に庇護者パドゥマラデーヴィーが死去して後ろ盾を失い、翌年にはタイタの反撃を受けてカトマンズに逃亡した。そして1335年に廷臣に毒殺された。(出典:ネパール全史、佐伯和彦著) |