ネワール族。カトマンズ盆地を根拠地に古くから都市を築き王国を作り、文明を育ててきた。その母語はチベット・ビルマ語系に属するネワール語であるが、ネパール全体の住民の中でも都市文明を築いた例はネワールの外には見られず、その意味でこの人々は大変特異な存在である。(出典:もっと知りたいネパール、石井溥編、1986年刊)

ネワール語を母語とする人口は国内で約45万人(1981年)。このほかネワール語を忘れネパール語を母語としているネワールもおり、またインド領のダージリンその他に住むネワール人もいるので民族としてのネワールの人口は母語人口より多い。国内でに分布はほぼ半数がカトマンズ盆地、半数が盆地外で、盆地外ではバザールなどで商売に携わる人が目立つ。(出典:もっと知りたいネパール、石井溥編、1986年刊)

今日のネワール語での呼び方では「ネワール」のことを「ネワー」と言う。ネパール語では「ネワール」である。これは今日のネワール語が古典ネワール語の語末の子音を失い、その前の母音を長母音化する傾向を持つことによる。(出典:もっと知りたいネパール、石井溥編、1986年刊)

ネワール」という語は「ネパーラ(ネパール)」から出ているといわれる。従来「ネパール」とはカトマンズ盆地のことで、チベット・ビルマ語系の言葉を持って入ってきた人口を基層として今日に至るまで種々な人々が移住し住み着いてきたが、今日の状況から見ると、18世紀のシャハ王朝によるカトマンズ征服以前に住み着いた人々のほとんどが盆地社会に吸収され、ネワールの一員になったと言い得る。ネワールの場合、人口が少ない中に多数のカーストが存在する。(出典:もっと知りたいネパール、石井溥編、1986年刊)


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Last-modified: 2007-01-21 (日) 07:09:59 (5204d)